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Your search : [ author:語り手 康朗英(カンラノイン)え 李玉紅(リーコイホン)] Total 3 Search Results,Processed in 0.078 second(s)
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1. ひょうたんのまくら
むかしむかし、バララシというところがありました。もともとゆたかなところでしたが、お金持ちと貧乏人の差がひどくて、みんながみんな楽しくくらしているわけではありません。ドレイ主や大臣たちは勝手気ままなことをし、ぜいたくなくらしをしていましたが、おおぜいの貧しい人たちは竹の小屋さえたてられず、モチ米のご飯をたべることもできませんでした。その頃イェンハンポンという一人のみなしごがいました。イェンハンポンは
Author: 語り手 康朗英(カンラノイン) え 李玉紅(リーコイホン) Year 1963 Issue 12 PDF HTML
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2. ノーシとユタン
むかしむかし、リー族の住む山の村に、ノーシという若者とユタンという娘がいました。ノーシはいさましいかりうどで、弓矢としゅり剣がとてもじょうずでした。とぶ鳥の目玉をねらえば、矢はけっして羽根のほうにそれるようなことはありません。走る鹿のくびすじをねらえば、刀はけつして足のほうにそれるようなことはありません。ユタンは、りこうな、働きものの娘であるうえに、はたおりがとてもじょうずでした。花のもようをおる
Author: 語り手 王新芹 え 李玉紅 Year 1962 Issue 6 PDF HTML
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3. 霊芝草の話
村の地主の趙一千(チヤオイーチエン)は、金の威光をかさに、人泣かせの悪いことばかりしていた。ある年の冬、みぞれが二十日(はつか)あまりも降りつづいたので、どこの家も食うものに困った。地主のやしきの米ぐらにだけは米がうなるほどあったが、人に一合半勺貸しあたえるではなし、ものもらいが来るといつも大きな声で悪態をついた。「かえれ、かえれ、わしなんかはまだヘソの緒(お)きってこのかた、腹のへったためしがな
Author: 語り手 劉鳳祥 え 李玉紅 Year 1963 Issue 5 PDF HTML